ピアノアドヴェンチャーの難易度は?

ピアノアドヴェンチャー難しいの?

簡単なの?
乗り換えたいけどどうやるの?

よく聞かれるのでここでまとめておこうと思います。

正直比較が難しいです。
なぜならば、日本での指導法や考え方が全く違うから。

目次

  1. 日本とアメリカの「難易度の考え方」の違い
  2. 日本の難易度の考え方
  3. アメリカの難易度の考え方
  4. もし乗り換えるなら・・・
  5. ピアノアドヴェンチャーでの使用曲表

日本とアメリカの「難易度の考え方」の違い

日本の場合

  • 使われている音符、音域、
    リズムなどで判断
  • 教本で判断

アメリカの場合

  • 習得概念で判断

日本の難易度の考え方
1、音符、音域、リズムなどで判断
2、教本で判断

日本の場合での「難易度」とは、
使われている音符、音域、リズムなどで判断しがちです。


かつては私もそう考えていましたが、
例えば同じドレミファソを使ったとしても
下の2つの難易度はかなり違います。

2度の動き
色々な音程

これに音価の短いリズムが混ざっていたら
難易度はさらに高まります

色々な音価のリズムが混在

また、難易度の決め手として教本を挙げるケースもあります。

●バイエル → ブルグミュラー → ソナチネ → ソナタ

●ツェルニー100番 → 30番 → 40番 → 50番

など

でも「ブルグミュラーが弾けます!」という場合でも、
・初見で弾けるのか?
・3ヶ月かかってやっと譜読みができるのか?
では実力は全く違います。

このように難易度の決め手は、
音符や音域だけでは測れない
のです。

アメリカの難易度の考え方
・習得概念で判断

それに対しピアノアドヴェンチャーなどアメリカ教材などは、
習得概念で実力を判断します。

というのも曲は、
様々な音楽ルールの組み合わせなので、
曲を弾きつつも概念(本質)を身につける
という考えだからです。

曲を選ぶ時は、

使われている概念を
生徒が身につけているか?で判断します。

ピアノアドヴェンチャーは
脳や身体の発達を考慮されているので

概念を習得しているか?を
確認しながら進めれば、

譜読みやテクニック習得に
無理がありません。

例えば
ピアノアドヴェンチャーのブックBでは
2度(隣の音)だけを取り扱い、

次のレベルのCでは
3度(飛ばす音)を学びます。
(このレベルでは指広げは出てきませんので、
2度=隣の指、3度=飛ばす指を使います。)

弾き慣れた方にとっては、
隣の指、飛ばす指は楽に動くでしょうが、

初心者にとって指を飛ばすって、
大人でも少々大変なもの。

飛ばした指を動かしたつもりが隣の指だった。
というのはザラです。


でも2度の動きがスムーズになっておれば、
3度の動きに集中できるので
結果的に習得が早いです。

でもそもそも2度が怪しいと
全て気を付ける必要があるので
弾くのが大変だし、

結局は指の動きを意識せずに
弾いていることが多いので

結果的に身につきにくい。

なので、
難易度や習熟度は
概念の習得によって決まり
ます。

もし乗り換えるなら…

なので、
もし他教本からピアノアドヴェンチャーに
乗り換えようという場合は、

・各巻で取り扱う概念(音楽ルール)が身についているか?を確認する
・最初の数曲を初見で弾いてもらう。
・移調もする。

もし上手くいかなければ、
レッスン内で未熟な概念を補足しながら進める
をオススメしています。

ピアノアドヴェンチャーと一般曲の使用レベル

そこで
目安として一般的に知られている曲が
どこのレベルで取り上げられるのかをご紹介します。
大幅アレンジされたものは比較が難しいので省いています。

バイエルが中盤に入っていますが、

今までの概念が身についていたら
初見で弾けるレベル。

ということです。

ピアノアドヴェンチャー一般に知られる曲
A
(横開き:黄)
・きらきらぼし
・メリーさんのひつじ
・ドナルドおじさん
・ウェンセスラスはよい王様
B
(横開き:青)
・よろこびのうた
・ビッグベンの鐘
・アロエッテ
・きらきらぼし
ブックC
(横開き:紫)
・ロディーおばさんに言っといで
レベル1・バイエル19番
・ちょうちょ
・こげこげボート
レベル2A・聖者の行進
・メヌエット(ペツォルト)※主旋律のみ
・喜びのうた(ベートーヴェン)
・バイエル43番
レベル2B・スケーターズワルツ(ワルトトイフェル)
レベル3・リトルマーチ(トゥルク)
・ソナチネ(ダンコンブ)
・アレグロ(ジェームス・フック)
・帰ってきた(グルリット)
・失われた小銭への怒り(ベートーヴェン)
レベル4&5・兵隊の行進(シューマン)
・遠くの鐘の音(ストリーボッグ)
・ソナチネOp36-1 3楽章(クレメンティ)
・アラベスク(ブルグミュラー)
・エコセーズ(ベートーヴェン)
・ワルツOp205-3 (グルリット)
・ミュゼットニ長調(アンナマグダレーナの音楽帳より)
・リソリュート(J.C.バッハ)
・メヌエットト長調(ペツォルト)
・メヌエットト短調(ペツォルト)
・熊(レビコフ)
・バラード(ブルグミュラー)
レベルが分けるよう、なるべく原曲に近い曲をご紹介しています。

【ピアノアドヴェンチャーの解説動画のご案内】

私のレッスン例を勉強会でご紹介しました。
ご希望の方はご連絡ください。
連絡先:ozakipiano88@gmail.com

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《動画について》

・各レベル2〜3回に分かれており、各回2時間ほど(有料)

《略歴》

・武蔵野音楽大学卒業
・指導歴25年。ピアノアドヴェンチャー歴10年以上。
・指導者向けセミナー開催多数。
(ピアノアドヴェンチャー公認講師ではありません。)
・トンプソン、バスティンなどアメリカ教材を主に使用しており、ピアノアドヴェンチャーの元となったペースメソッドの受講終了書(サーフィティケート)も多数。今も定期的にペースメソッドを勉強中。

・ピアノ指導者向けコーチング初級・中級・上級、国際コーチング連盟マスターコーチによるコーチング継続セミナー受講済み。

・現在、放送大学聴講生として、認知心理学、教育学を受講中。

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