自分でルール考えるって楽しいよね。

外で遊ぶ子供たちを見ると、

生徒
生徒

どっちが速く走れるか競走しよう!


そのルールに飽きると、

生徒
生徒

途中の木にタッチしてゴールすることにしよう!


など
遊びのルールを変えて
楽しんでる場面があります。

その時、子供達の中には
「速く走るための練習」
という意識はありません。

でも実際は走ってますから
自然に練習することになります。

このような、
遊んでるようで実は練習している仕掛けを
レッスンでは心がけています。


例えば、このリズム課題。
カードのリズムを
それぞれ鳴らします。

(はじめてのピアノアドヴェンチャー Aより)

ここでは2分音符を学びますが、

それに加え、

今までに習った
・4分音符が混ざっても鳴らせるか?
・それを同じ速さで鳴らせるか?
・左右の手を区別して鳴らせるか?

のスキルが必要。


これだけで結構な情報量がありますね。
しかもこれらを同時に行います。


先日4歳ちゃんにもやってもらいました。

生徒
生徒

できたよ!

先生
先生

すごい!
じゃあ、今度は先生が鳴らしたカードを当てられる?


と、聴音問題に挑戦。
(テキストには書かれてません)

生徒
生徒

できたよ!

先生
先生

すごい!
じゃあ今度は、生徒ちゃんが問題出せる?
先生が当てるから!

生徒
生徒

できたよ!

そして、すごいのがここから!

生徒
生徒

今度は2つ続けてやってみる!


ということは
・鳴らす前に、2つのカードを選び順番を覚える
・1つ目のカードを鳴らしながら、2枚目のカードに視線を向ける
・2つのカードの左右の手が違えば、視線を向けると同時に入替の指令を出す

と難易度は上がります。

先生
先生

え〜?!けっこう難しいよ?!
でも、やれるか分からないけどやってみよう!!

といつものセリフ。

生徒
生徒

できた〜!!

ちなみに難なくクリアしているのは、

これまでに
・ビート(拍感)を養う
・左右の入替練習
・2拍の音価を聴いて判断する

を行ってきたからです。

その後、
同様に3つ、4つと増やしていきました。

さすがに4つともなると
覚えるのが難しいですね。

ここでは順番を覚えるのが大事ではなく、

そもそもの課題内容
・リズムの理解
・左右の理解
・実際鳴らせる

これらが大事なので
順番を覚えるのは
写真のように付箋でサポートしました。


実はそれでもできなかったのですが、
何回か練習してましたね。

でも生徒ちゃんにとっては
練習ではなく、遊び。


ピアノアドヴェンチャーを使うと

自分で「こうしてみる!」など
自分でルール(問題)を考え、
実践する場面は多いですね。


そのためには、
今日のレッスンで何を学ばせるか?
を考えておき、

生徒さんから出た発想が
その内容に合ってれば
発想に乗っかります。

するとレッスンは
とてもスムーズです。

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