外で遊ぶ子供たちを見ると、
![生徒](https://ozaki-lesson.com/wp-content/uploads/2022/09/Screenshot_20220908_085751.jpg)
どっちが速く走れるか競走しよう!
そのルールに飽きると、
![生徒](https://ozaki-lesson.com/wp-content/uploads/2022/09/Screenshot_20220908_085751.jpg)
途中の木にタッチしてゴールすることにしよう!
など
遊びのルールを変えて
楽しんでる場面があります。
その時、子供達の中には
「速く走るための練習」
という意識はありません。
でも実際は走ってますから
自然に練習することになります。
このような、
遊んでるようで実は練習している仕掛けを
レッスンでは心がけています。
例えば、このリズム課題。
カードのリズムを
それぞれ鳴らします。
![](https://ozaki-lesson.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_20230819_212628-1024x768.jpg)
(はじめてのピアノアドヴェンチャー Aより)
ここでは2分音符を学びますが、
それに加え、
今までに習った
・4分音符が混ざっても鳴らせるか?
・それを同じ速さで鳴らせるか?
・左右の手を区別して鳴らせるか?
のスキルが必要。
これだけで結構な情報量がありますね。
しかもこれらを同時に行います。
先日4歳ちゃんにもやってもらいました。
![生徒](https://ozaki-lesson.com/wp-content/uploads/2022/09/Screenshot_20220908_085751.jpg)
できたよ!
![先生](https://ozaki-lesson.com/wp-content/uploads/2022/09/Screenshot_20220908_083602.jpg)
すごい!
じゃあ、今度は先生が鳴らしたカードを当てられる?
と、聴音問題に挑戦。
(テキストには書かれてません)
![生徒](https://ozaki-lesson.com/wp-content/uploads/2022/09/Screenshot_20220908_085751.jpg)
できたよ!
![先生](https://ozaki-lesson.com/wp-content/uploads/2022/09/Screenshot_20220908_083602.jpg)
すごい!
じゃあ今度は、生徒ちゃんが問題出せる?
先生が当てるから!
![生徒](https://ozaki-lesson.com/wp-content/uploads/2022/09/Screenshot_20220908_085751.jpg)
できたよ!
そして、すごいのがここから!
![生徒](https://ozaki-lesson.com/wp-content/uploads/2022/09/Screenshot_20220908_085751.jpg)
今度は2つ続けてやってみる!
ということは
・鳴らす前に、2つのカードを選び順番を覚える
・1つ目のカードを鳴らしながら、2枚目のカードに視線を向ける
・2つのカードの左右の手が違えば、視線を向けると同時に入替の指令を出す
と難易度は上がります。
![先生](https://ozaki-lesson.com/wp-content/uploads/2022/09/Screenshot_20220908_083602.jpg)
え〜?!けっこう難しいよ?!
でも、やれるか分からないけどやってみよう!!
といつものセリフ。
![生徒](https://ozaki-lesson.com/wp-content/uploads/2022/09/Screenshot_20220908_085751.jpg)
できた〜!!
ちなみに難なくクリアしているのは、
これまでに
・ビート(拍感)を養う
・左右の入替練習
・2拍の音価を聴いて判断する
を行ってきたからです。
その後、
同様に3つ、4つと増やしていきました。
さすがに4つともなると
覚えるのが難しいですね。
ここでは順番を覚えるのが大事ではなく、
そもそもの課題内容
・リズムの理解
・左右の理解
・実際鳴らせる
これらが大事なので
順番を覚えるのは
写真のように付箋でサポートしました。
![](https://ozaki-lesson.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_20230819_212628-1024x768.jpg)
実はそれでもできなかったのですが、
何回か練習してましたね。
でも生徒ちゃんにとっては
練習ではなく、遊び。
ピアノアドヴェンチャーを使うと
自分で「こうしてみる!」など
自分でルール(問題)を考え、
実践する場面は多いですね。
そのためには、
今日のレッスンで何を学ばせるか?
を考えておき、
生徒さんから出た発想が
その内容に合ってれば
発想に乗っかります。
するとレッスンは
とてもスムーズです。