「ドレミファソ」で即興してみた

ピアノアドヴェンチャー
を使っててよかった!

と思うことの1つが、
即興指導ができるようになったこと。

というのも
近ごろ即興を好む生徒さんが
増えました。



ある生徒くんも

生徒くん
生徒くん

最近、練習のまえに
好きに弾いてるんだよね。

と言うではありませんか!

日頃、
ぜんぜん練習しない生徒くんだったので

先生
先生

え?練習してるの?

と思わず聞いてしまいました。

でも弾いてもらうと、
イキイキとしてるし、
3分は軽く弾き続けてます。

色々な音楽が
脳内にあるのでしょう。

それは
表現できるようにしたい。

ならば…と
最近は即興をメインに指導してます。

どうやって指導するの?

とはいえ、
即興指導って何をどうしたらいいのか
分からないですよね。

私もそうでした。

でも基本はピアノアドヴェンチャー
の内容に沿ってます。

もちろん生徒くんの中で

生徒くん
生徒くん

〇〇にしてみた!


と、そのアイデアを尊重しますが
アイデアに困ることも出てきます。

そこで

先生
先生

こうしてみたら?

と新アイデアを少し伝えたり、
アイデアの探し方を教える感じ。

どのアイデアにするか?は
・生徒くんが喜びそうな曲調
・生徒くんが身につけてる内容
・学ばせたい内容

を考慮しながら決めます。

喜びそうな曲調

喜びそうな曲調は
生徒さんとの会話から、

・すきなこと
・最近聴いてる曲

を探り、

どんな曲調になってるか?
を事前に調べておきます。

今回の生徒くんはゲーム。

そのゲームに使われてる
・調、モード
・リズム
・メロディー

などをいくつか調べておきます。

特徴あるメロディーやリズムが
繰り返し出てくる場合は、

先生
先生

何回も出てくるリズムってどんなリズム?

先生
先生

このメロディー何回出てくる?


聴く練習をするのもおすすめ。

普段私たちが楽譜を分析するのと同じように
聴いて分析するんですね。

すると曲を聴くときの視点
を伝えることができます。

ちなみに「調べる」って
最初は面倒かもしれないけど勉強になります。


またゲーム好きな生徒さんは多いので
これも1回行っておくと次は調べなくても
先生の指導ネタとしてストックしておけます。


それに「こういう感じが好きなのか…」と
生徒さんを知ることになり、
ニーズにそった指導ができます。

生徒さんが身につけてる内容

身につけてる内容は
今回の生徒くんの場合、

レベルはブックBなので
まだそんなに難しいことができません。
手も小さいし。

でも
・拍子感
・鍵盤の名前

はある。

そしてリズム感はいい

流行りの曲に出てくるようなリズムを
使いこなして弾いてます。

それは活用したいところです。

学ばせたい内容

でもこの生徒くん。
両手同時奏ができない…

となると
ハーモニー感が養われないんですよね。
(複数の音が同時に鳴ったのを聴けないから)

というわけで今回は
ピアノアドヴェンチャーの内容から

・C5スケール(ドレミファソ)を使う
・左手は全音符
・右手は左手と同時に鳴らす


を即興してみました。

その時、ネタ帳として
生徒に音符を書かせます。

ここで
・読譜にもつながる
・感覚で終わらせず理論に基づいた即興ができる
(でも注意したいのが、理論に捉われすぎないこと)


なので今回は、
C5(ドレミファソ)の即興ですが

そこから発展させ
他の5スケール(白鍵のみのモード)を使い、
使う音によって雰囲気が全然違う。

を味わってもらおうと思います。



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