自由に弾けると
気持ちが解放された気分になります。
これがめちゃくちゃいい気分!
そんな気分を味わいたくて
練習しますね。
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今回の生徒ちゃん。
ピアノアドヴェンチャー2Bの
「冬の風」を弾いてます。
カッコイイ曲で人気の曲なんですよ。

この曲を弾く目的は、

今まで習ったテクニックを使って
音楽的な演奏をしよう!
です。
ピアノアドヴェンチャーのイイところって
習ったテクニックを
ちゃんと活かす課題があるので、
テクニックを学ぶ目的が
伝えやすいんですよね。
今回であれば
「冬の風の吹き荒れる様子」
を表現したい。
そのためには
・[腕の重みを感じる]
・[スラーの手の動き]
・[左右のバランス]
など。
生徒ちゃんにも
この曲を紹介するときに、

今まで習ったテクニックを使って
弾くんだよ〜
といつものように伝えてます。
で、ちゃんと使って弾いてました。
強弱記号はもちろん、
細かいところまで
よく読んで弾いてる。
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でもね、、、
なんだか「頑張ってる」演奏…
もちろん
「頑張る」はイイことなんだけど、
ちょっと固い…
自然じゃない…
たぶん生徒ちゃんの脳内は

f にしなきゃ!
腕使わなきゃ!

スタッカートだ!
軽く短くしなきゃ!

だんだんゆっくりにして…
って頭で考えて弾いてる感じ。
これでは
「楽譜通りに弾きました。」
って感じになる。
なんか面白くない…
(もちろん指導が至ってないからです)
がんばってしまう原因は、
思考が先行して
音や映像などの感情が後回し
になってるからです。
そこで
「どんな感じで弾きたいか?」
を考えてみました。
自然に弾くための指導
まずは
それぞれの部分でどんな風が吹いてるか?
を考えます。
たとえば、
・どこで吹いてるか?
・風の強さは?
・方向は?
・最後はどうなったの?
など。
次に
その風の様子を手で描きながら歌う。
厳密には違うけど
その手を動かす勢いなどは
弾く時のテクニックに近い。
なのでここで
音とテクニックの連携を行う。
生徒ちゃん、
それが楽しいようでした。
思わず身体全体で
表現しようとしてましたね。
といわけで今度は
立って歌いながら
身体全体を使って風を表現。
気分イイよね。
踊りたくなる!
そうして
その映像イメージや音イメージを持ったまま
弾いてもらう。
すると一気に
自然になった。
「mfにしなきゃ!」
「スタッカートにしなきゃ!」
って思わなくても
音を想像する
→身体の動きが自然にセット
って感じになる。
これで
自由に弾く感覚に近づく。
この感覚が
めちゃくちゃ楽しいよね。
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生徒ちゃんも、

なんだか風になったみたい!
とのこと。
こうして
「楽譜通りに弾きました」を飛び越えて
自由になってほしい。
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