違いを聴くとおもしろい!(「兵士の行進」シューマン)

ピアノアドヴェンチャーレベル4の
「兵士の行進」を弾いてる生徒ちゃん。



一応弾けてるんですが、
いまいち物足りない・・・

生徒ちゃんも物足りなさそう…

生徒
生徒

一応弾いたけど…?

って感じ。


理由は、
和音の流れが薄いんですよね・・・

つまり、和音分析を活用して弾いてない。
ということです。





特に借用和音。

この曲はGメジャーでスタートしますが、
7小節目のド♯が出ることで
一時的にDメジャーに転調してます。
(つまり借用和音)



今回は属調からの借用だからドッペルドミナントですね。


音域も高くなるためか、緊張を感じます。

ですが生徒ちゃんは、
あまり緊張感なく弾いてます。

「ドのシャープ弾かなきゃ!」って感じ。
それは面白くないですね…




そこで
・楽譜どおり
・ドッペル→ Ⅰ の転回形に変える

で聴き比べると、一目瞭然。

楽譜どおり
ドッペル→ Ⅰ に変える



・DメジャーのⅤ→Ⅰの進行の中にある[ド♯(導音)→レ(トニック)]の進行
・3音目に行きたくなる4音目の進行

も効いて、キュン♡とします。


学校へ行くのに、
いつもとは違う道を通って
少し新鮮な気分になるのに似てますね。







でもそこの魅力はそれだけじゃない!

Dメジャーの属七はラド♯ミソですが、
ここはルート(根音)が省略されてます。

Dメジャーの主要三和音
ルートのラがない



もちろんルートがあると和音の厚みがありそれも悪くないけど、今回は省略されてます。

・ルートあり
・ルートなし
を聴き比べると、軽いというか、洗練された感じがしますね。

ルートあり
ルートなし


生徒ちゃんも自分で弾いて、手と耳の感覚を感じてもらいました。

なのでここのドッペルは、
キュンとしながらも軽い感じがします。


そんな聴き方をしながら弾いてもらったら、
和音を感じられるし、指も迷いなく自然に動きます。

ドッペルドミナントが嫌いな人っていないですよね。




生徒
生徒

臨時記号を読むので精一杯…

の場合は、

一旦楽譜を眺めて

生徒
生徒

どんな役割のある臨時記号なのか?

を考えると臨時記号や転調が楽しみになりますよ。


















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