ピアノ指導の教科書
ある生徒ちゃん。
ピアノアドヴェンチャー ブックCの
「時計の中のネズミ」を弾いています。
伴奏音源もコミカルな感じなので
生徒さんたちにも人気の曲です。
そしてその曲の最後部分。
生徒
なんだか、
時計がボーンボーンって鳴ってるみたい！
と感想を話してくれました。
いいですね〜
音楽を聴いて色んなことを想像するのが
楽しいのです。
間違えずに弾けました！
では面白くないですからね…
そしてそれを聞いて
私
そういえば……
思い出したことがありました。
実は
この生徒さんと同じ幼稚園だったお友達が
最近たまたま同じ曲を弾いてたのです。
そこで、
先生
そういえば〇〇ちゃんって覚えてる？
先生
この前、〇〇ちゃんもこの曲弾いててさ、
このところ、『時計の針がグルグル回ってる感じがする』
って言ってんだよね。
先生
いろんな感想を持つって面白くない？
生徒
面白い！
たしかにそう言われれば、そう聴こえるかも！
先生
じゃ、同じように〇〇ちゃんに、
生徒ちゃんの感想を伝えてもいい？
〇〇ちゃんも
いろんな感想を話すのが好きって言ってたから
生徒
いいよ！
というわけで
同じように〇〇ちゃんも
生徒ちゃんの感想を伝えました。
「面白い！
たしかにそう言われれば、そう聴こえるかも！」
との反応で良かったです。
こうして
同じ曲だけど色々な感想を知るって
・想像力も刺激されるし
・多様性も育まれるし
知ってる人だと親近感が湧きますよね。
本当はその場に２人がいた方が
活発な感想や意見が出るのでしょうが
時間差はあっても
他のお友達の感想を伝えると
良い刺激になるな…と思いました。
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