・失敗しそうなことはやらない。
そんな生徒さんは多いですね。
約1割ほどがそんな生徒さん。
でも、ほとんどの生徒さんが、
前向きになってくれます。
それは心理学に基づいた理論があるから。
もちろん、
生徒さんによっては時間がかかるケースもありますが、
半年〜数年後には頑張れる生徒さんに育ちます。
え?!年単位?!
と思われるかもしれませんが、
こうした内面的なことを変えるのは
時間がかかるものですし、
レッスンは週1回。
右肩上がりに順調よく上がる。
ということは少ないです。
たまに、
「すぐに変化が見られた!」ということもありますが、
その分反動も大きい。
そして先日の生徒さんも
実はそんな「失敗を恐れる生徒さん」でした。
生徒さん向けブログより
移籍して来られたのでピアノを習って数年でしたが、
こちらでの初めて発表会は
黒鍵3音しか使わないとっても簡単な曲。
でも当時の彼女からすると、
それが精一杯の勇気でした。
でも今はピアノだけでなく、
・学校で代表に立候補する
・疑問や意見はダメ元でも言ってみる
・勉強も前向きに頑張り中学受験を目指してる
など、
何に対しても前向きです。
もちろん、私の指導だけでなく、
彼女を取り囲む全ての方々や
環境のおかげだと思いますが、
私がレッスンで行ったことは次の通り。
大きな段階としては
【第1段階】
・「失敗=悪い」の思い込みを外す。
【第2段階】
・失敗には原因がある。
・原因を解決すれば成功へ近づく
に意識改善
【第3段階】
・失敗の原因、対策を自分で考える
です。
特に第2段階では、
失敗を原因を探り、改善するのですが、
それには、
その「失敗」を受け入れる必要があります。
でもここが多くの方が向き合えない・・・
なぜならば、
「できない自分」を受け入れられるか?は
自己肯定感の高さによるからです。
彼女の場合も肯定感が低かったので、
第1段階で肯定感を上げる施策を行い、
受け入れ体制を整えました。
私が使っている
ピアノアドヴェンチャーという教本は、
様々な音楽ルールを体系的に身につけつつも、
遊び要素がたくさんあるので
この肯定感を上げやすいのです。
こうして自信を持てる生徒さんになれるよう、
レッスンを通じてお手伝いができればと思います。
おざきピアノ教室