小1生徒ちゃん。
・3拍子の拍子感
・4小節のフレーズ感
を感じるための
リトミック指導をしていました。

すると生徒ちゃん

今度は、横にスキップしてみる!
とアイデアを思いつきました。
生徒さんから出たアイデアは
どんどん採用して
創造力や主体性を養いたいですね。
すると
・弾けないとき、
工夫できる生徒さん
・「今度はこう弾こう!」と
練習を楽しめる生徒さん
になるからです。
ご褒美なんてなくても
練習しますね。
だって
「弾くこと」が楽しいから。
生徒のアイデアを活かして学ぶ
さてせっかくのアイデアにのっかり
早速やってみます。
ところが

意外にむずかしい…
でも生徒ちゃん、
自分で考案しただけあって
ちゃんとできていました。
頭の中でシミュレーションが
できているのかもしれません。
「次にすること」を
脳内で想像しておくのは
譜読みにつながります。
さらに発展するアイデア
生徒ちゃんのアイデアは
止まりません。

先生が『反対!』って言ったら
後ろ向きになる!
『反対!』とは、
出された指示にすぐに反応する力(即時反応)
を養うために行います。
これも「次にすること」を
脳内で想像する練習です。
いつもなら
円を描きながら動き、
「反対!」の掛け声で 反対周りにします。
ですが、
今回は後ろ向きに動くことに。
難易度が上がる

おお!
これはさっきよりも難しい!
というのも、
・即時反応しながら
・「後ろに転けずに動く」
の意識 が必要だからです。
これは、
さまざまなところに注意を向ける練習になります。
譜読みの時も、
さまざまなことへ
意識を向ける必要がありますよね。
早速やってみると、
生徒ちゃんはちょっと難しそう…

え、ちょっと待って…
練習する!
と何度か、その場で練習。
・3拍子を感じる
・4小節を感じる
・後ろに行く感覚を捉える
これらを統合しようとしていました。
この「統合」が
初見力につながるんですよね。
ピアノ演奏では、
いくつものことを同時処理が必要です。
またそれを
自主的に行えるというのは、
主体性にもつながります。
「遊び」を「学び」に変えるには?
このように
生徒のアイデアが出てきた時、

それを行うことで何が学べるか?
を考えます。
素材はなんでもイイのです。
学びがあれば。
すると遊んでいるようで、
ちゃんと学びのある活動になります。
でもそのためには、
「どんな学びがあるのか?」を知らないと、
「遊び」を「学び」に変えられません。
単なる「遊び」になってしまいます…
かつての私の失敗
今でこそ、
生徒さんのアイデアに乗っかり
学びある指導ができるようになりましたが、
むかしの私は、
・生徒さんが思いついたアイデアを
採用しなかったり、
(なんてもったいない…)
・やってみたものの、学びにつなげられずに
「楽しい思い出」で終わってしまう
ことがありました。
でも、
ピアノアドヴェンチャー指導を学ぶことで、
・何を教えるのか?
・どんな順番で教えるのか?
がわかったので、
遊んでいるようで学びある指導
ができるようになりました。
というわけで
今日も楽しいレッスンでした。
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