イ短調音階、ソ♯を迷う…どうして?

生徒
生徒

ここのソ♯忘れそうになる…

生徒ちゃん。
イ短調の音階を練習中です。

和声的短音階のソ♯を少し迷う。
ということでした。

(ピアノアドヴェンチャーより)

なぜできないの?

原因は

生徒
生徒

次はソが♯


って思いながら弾いてるからです。

本来は
前の音とソ♯の音程を感じながら弾くもの。

だって、このソは
半音上がることで「導音」になり
主音に行きたくなる音だから。

主音へ行くことを見据えた音なので
かなり高く感じる。

実際、ファとソ♯は増2度と広い。

なので頭の中は

生徒
生徒

ミファソ↑ラ〜🎵



ミ- ファ:半音
ファ ~ ソ♯:増2度
ソ♯ – ラ:半音

それぞれの音程を脳内で歌いながら弾く。


ところが
迷ったり、間違えたりするのは、
脳内にその音程が鳴ってない。

ってこと。

実際、生徒ちゃんに音階を
ピアノなしで歌ってもらったら
ソ♯のピッチ(音の高さ)が低い。

どうしたらできるの?

なので「少し高めのソ♯で歌う」
をまずは目指す。

その時
前の音のファを歌いながら
次の音のピッチを探っておくのが大事。

なぜなら
ピッチを正しく歌う目的は、

ピッチを探ることで
「脳内で音を想像する」
内的聴覚を養う
のだから。

正しいピッチで歌えることではない。

なので今回の場合、
ファを歌いながら「思ったより高めのソ♯」
を想像することになる。

そしてその音程やピッチを
脳内で想像しながら音階を弾くと

指はファを弾くと同時に、
ソ♯にも乗る。

迷ってた時は

ファを弾いた後に、
「えっと…ソの♯」と
次のソ♯を探ってたけど、

歌った後は
音を読む前に乗ってるので
準備万端整ってる状態。

あとは弾くだけです。

・指導前:ファ→ソ♯(ファを弾いてからソ♯を探す)
・指導後:ファ=ソ♯(同時に指が鍵盤に乗る)

(この違い分かりますかね…?)

だから迷いなく弾ける。

もう「ソの♯」なんて思わなくても

生徒
生徒

ミファソ↑ラ〜🎵

「ミファソ↑ラ」と
1つのメロディーになってるので
時間が経っても忘れないし、

そのメロディーと
指の動きの連動ができてるので
少々速く弾いても弾ける

まとめ

このように

生徒
生徒

間違える…迷う…

という部分は歌えてないことが多いです。

ちなみに…
この音程が定着したら
他の短調も弾きやすくなる。

だって音階は一つの音階の移調だから。
音程はみんな同じ。

なのでその音程を感じながら弾くと

生徒
生徒

どこの黒鍵?


と、弾く鍵盤を考える負担は減るので
指番号に集中ができる。

もし、
何回も弾いてるのに弾けない…
という場合は歌い方を確認してみて!

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