【教え方】p30 ひだりて(みぎて)の にじ

優雅な手首の動き

[手首のじゅうなん](p29 くろねこミッチーの まあるいせなか)を、
黒鍵のオクターブ移動の場面でも再現できるようにし、
テクニックを養います。

でもテクニック習得には時間がかかるもの。
今は「できてないけど、やろうとしてる!」でOK!
最終的にはレベル1の初めまでに習得するのがおすすめです。

2つ黒鍵のオクターブ移動

既習の[2つ黒鍵](p27 モンスターバスが きた!)を、
オクターブで弾くことにより、
黒鍵の凹凸を2-3番の指先で捉える鍵盤感覚を養います。

ポジション移動は手首から動き始めますが、
鍵盤に正確に置くには
指先で黒鍵の凹凸を捉えて置きます。

これにより「速く正確な」ポジション移動が
できるようになります。


目標

この曲をスムーズに弾くには、
各器官がこれらを同時に行います。

それぞれが、
〈ほんの少しの意識〉で弾けることを目指します。

ゆったりとした4拍子を感じる

「4拍子を感じる」とは、
4回に1回訪れる1拍目の重み
感じるということです。

その1拍目の重みがあるタイミングで弾くのを目指します。

そのためには歌詞の「のぼって↑ おりて↓」で、
それぞれ「浮上した感じ↑」「着地した感じ↓」
を感じながら歌うのを目指します。



また歌詞は手首の動きを表してます。
(英語版だとUp and Down)

その「4拍子を感じた歌い方」や「歌詞」に
手首の動作を合わせると、
4拍子を感じた演奏がやりやすいです。

2つ黒鍵を迷いなく探せる

鍵盤を探すのに迷ってると、
「余裕がない→音楽を感じにくい」
となりがち。

そのため、
さほど迷いなく探せるように
しておくのがおすすめです。

うまく行かないとき

音楽に合わせたときに
2つ黒鍵をスムーズに弾くには、

音楽に合わせる前に
・黒鍵は[2つ黒鍵]「3つ黒鍵]が交互に並んでる。の理解
・2種類の黒鍵の区別が瞬時に見分けられる。

が必要です。

3回弾いてもできない場合は、
「p26 黒鍵の ならびかた」
で復習しましょう。


2つ黒鍵に迷いなく[2-3指]が置ける

この曲をスムーズに弾くには、
4拍子を感じながら、2つ黒鍵を探し、弾きます。

そのためには、
2つ黒鍵に迷いなく[2-3指]が
置ける指先の感触を養っておきたいです。

3回弾いてもできない場合は、
「p27 モンスターバスが きた!」
で復習しましょう。


使用概念

この曲を弾くために必要な概念(音楽ルール)。
未習得概念が多いとスムーズに弾けないので、8割の概念が即興できるくらい習得できてるのをオススメ。

・拍感(これはまだ未熟でもOK!)
・左右の区別ができる(ちょっと迷っててもOK!)
・指番号がわかってる(ちょっと迷っててもOK!)

・2つ黒鍵/3つ黒鍵の区別がサポートなしでできる

・音楽を聴こうとする意識がある

(これらが同時処理できると止まらず弾ける)


指導手順

※自由な発想の生徒さん・主体性のある生徒さんについては、この通りではなく生徒さんの発想に基づいて指導します。

1:イメージ・拍子の確認

身体で虹を表現

先生
先生

今日は、虹を作るよ!
虹、知ってる?
大きいよね!
こんな感じ!

と左手(右手)を使って空間で虹を描く。

スカーフなどを持って行うと、
手の動きが見えるのでオススメ。

お手本を示したあとは、
生徒さんと一緒に行う。


音楽に合わせて表現

先生
先生

こんどは音楽に合わせてやるよ!

こんな感じで!

とお手本を見せてやってもらう。

ここで拍感や拍子感を感じることになります。

うまく行かないとき

タイミングが合わない場合は、
生徒と向かい合って手を取りあう
1枚のスカーフを2人で持つ
などをすると、動かすタイミング・拍子感が伝わる。

この時、手の動きは歌詞に合わせる。

「虹・おりて」は下方向↓ 「のぼって」は上方向↑ に動かす。

これが弾くときのタイミングになる。



2:弾く

方法の提示

先生
先生

今度はこれをここで弾きます!

と楽譜の鍵盤図を示す。

これにより生徒は、
2つ黒鍵を弾くことが視覚的にわかる。



お手本を見せる

先生
先生

まずは、この虹を、低い音へ作りたいです!

こんな感じ!

と音楽に合わせてお手本を示しやってもらう。

同じように違う方の手も行う。

3歳児さんなど配慮が必要な場合

1:楽譜上の指番号をさす(これは右手のみ。左手は楽譜上で進む方向と鍵盤上で進む方向が違い、誤解するため。この場合は右手から行う)
2:同じ鍵盤で移動せずに弾く 
3:オクターブ移動する 

など、いきなりオクターブ移動はせず、ステップを細かく分けると行いやすい。

実際の鍵盤ではなく、テキストの鍵盤図の上で行なってから、実際の鍵盤で弾くのもオススメ。



3:遊ぶ(変奏)

色々な2つ黒鍵を弾く

先生
先生

今度は大きな虹を作るよ!
色々な2つ黒鍵に行こう!

と、1オクターブ上(下)に縛られず、
いろいろな場所の2つ黒鍵で弾く。

[一番低い黒鍵]→[一番高い黒鍵]などは面白いですよ。



左右の手を混ぜて交差させる

先生
先生

今度は両手を使って弾けるかな?

クロスもできる?

と、左右の手を使って弾く。

時には[交差(クロス)]もさせると面白いですよ。

ちなみに「交差」の言葉は伝わらないけど、「クロス」は伝わることが多いです。

〈ねらい〉
・弾きながら2つ黒鍵を広い視野で探すことになる
 →目の動き・反射神経が養われる
 →テクニック向上になる 

・のせるのも速くすることになる
 → 黒鍵を捉える指先の感触(鍵盤感覚)が養われる

 
・腕の動きを大きくすることになる

 → 手首や肘の柔軟性を養われる。


つまづく場合

「3回練習しても弾けない…」という場合は、「何かの概念が未熟」ということです。
「曲をこなした」だけになってるかもしれません。

そんな場合は原因を特定し、復習しましょう。

特に即興や変奏がおすすめです。

原因の特定方法

原因の特定方法は、間違えそうになったとき、下の図を下から守るようにします。

下から守った結果、上手く行かない要素がつまづく原因となります。



例えば、
4拍子を守り、2つ黒鍵を探すのもわかってる。
でも遅れてしまう…

という場合は、
2つ黒鍵を反射的に見抜けてない…
ということです。

その場合は、
2つ黒鍵を瞬時に探す活動をして改善しておきます。






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