【指導案:基本編】p10「100点まんてんのポーズ」

ミスタッチ・速く弾けないの原因は「姿勢の悪さ」も多い

ピアノを弾くには
「良い姿勢」が欠かせません。


というのも、

生徒
生徒

間違える・・・

生徒
生徒

速く弾けない・・・

生徒
生徒

思った音が鳴らせない・・・

の原因を探ると、
「座り方」に原因があることも多いです。


例えば「間違えてる」時の姿勢を見ると、

手首が下がる
 ↓
指先が鍵盤から離れる
 ↓
ミスが多くなる

とか、、、



「速く弾けない…」の原因も

背中が曲がる
 ↓
指先に重さがかかりすぎる
 ↓
動きが鈍くなる

など。


逆にいえば、

生徒
生徒

座り方を少し見直すだけで弾けた!

も多いです。




「運動をするために運動靴を準備する」
のと同じくらい、


ピアノを弾くためには
「姿勢」がとても重要です。

目標:坐骨(お尻の骨)に座る

「良い姿勢」とは、
筋肉が緊張してない状態です。


そのためには
筋肉を使わずに座るのが一番楽。


具体的には坐骨(お尻の骨)に座ります。


すると
上半身を自由自在に使うことができます。




というのも
ピアノテクニックで多い悩みが「力み」です。


中には腱鞘炎に悩まされる方も多いですね。

音大生でも約8割の方が
手の痛みを感じてるらしいです。
たしかに試験前はみんな湿布を貼ってました。





これは、身体を支えるために
筋肉を使いすぎる
ことで起こります。


その結果、
筋肉を演奏に使えないのです。

筋肉は腕や手首を動かすために使います
支えるために使うのはもったいない!!

支えるのは骨に任せましょう。



なので今回の座り方は
坐骨(お尻の骨)に座るのが理想。




とはいえこの段階では
身体も小さいですし、
骨もしっかりしてません。


無理はさせられません。


なので成長を待ちながら
少しずつ「良い姿勢」に近づけるのが
おすすめです。

この段階での目標

・背筋を反り過ぎずに座れる
・椅子の前の方に座れる

指導例

先生
先生

ピアノを弾くためには
良い座り方っていうのがあるんだよね。

先生
先生

ピアノフレンズが座り方を教えてくれるよ!
1つずつやってみよう!

基本編:ピアノを弾くための姿勢を知る

背中を伸ばし、椅子の前の方に座る

先生
先生

まずはカルロス。
まっすぐにせなかをのばして、
いすの前のほうにすわりましょう!だって。

先生
先生

「せなかをのばす」
ってどんな感じかわかる?

先生
先生

あんまり反り腰にならない方がいいよ。
疲れるから。

先生
先生

じゃあ、
ピアノの前の方に座るって
どんな感じかわかる?

先生
先生

ドカっ!!って座るんじゃなくて、
お尻をチョコンと可愛く乗っける感じだね。

先生
先生

こうすると
お姫様が座ってるように見えるんだよね。

先生
先生

なぜ前の方に座るのか?というと、
弾くときは[腕の重み]を使うんだよね。

先生
先生

もしドカっ!!って
座ってると重みを使いにくい。
だから前の方に座るんだ。



奥行きを調節する

先生
先生

じゃあ次のマルタとミリーの
真似をしてみよう。

先生
先生

手をグーにして、
うでをまっすぐに伸ばすんだって!
できる?

先生
先生

そのグーが
ピアノのふたに当たるかな?

先生
先生

もし当たらなかったら椅子を近づけて、
もし届かなかったら椅子を離すといいね。

先生
先生

なぜ腕をのばせるくらいにするのか?
というと、、、

先生
先生

ピアノって腕を上下に
しならせて弾くことが多いんだよね。

先生
先生

動かしやすいように
ピアノと体の間を広く開けておくといいんだ。



高さを調節する

先生
先生

じゃあ今度はダラスの真似をしてみよう。

先生
先生

リラックスさせた手首を鍵盤に置いてね。
腕は鍵盤と同じ高さがおすすめだよ。

先生
先生

なぜこの高さなのか?というと、、、

先生
先生

[腕の重み]を使った時、
重さが伝わりやすいのは実は低めの高さ。

先生
先生

でもあまり低すぎると
手首が下がりやすい。
だから鍵盤と同じ高さがおすすめだよ。



バランスを取ってる感覚を体感する

先生
先生

あれ?
ケイティは何してるんだろ?

先生
先生

小さな人形を頭に乗せてるね!
これが「ピアノを弾く姿勢」だよ。

先生
先生

10数えるあいだ、乗せてられるかな?

先生
先生

人形を落とさないように、
バランス良く座れるかな?」だよ。


この段階での目標

・背筋を反り過ぎずに座れる
・椅子の前の方に座れる


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