伴奏の移調練習、どうする?

アメリカピアノ指導って
「移調」をよくします。

ねらいは、

・楽譜から音や指の動きを読んでいるか?の確認
・違う調性を弾くことで色合いを感じる

が主な目的です。

なので、

生徒
生徒

移調ができた!

で終わると、


「課題をこなしました」と、
ちょっと機械的…

なので私のレッスンでは
移調したら

先生
先生

どんな雰囲気になる?

と自分なりに感じたことを
話してもらいます。

すると次第に感性が磨かれるので
モチベーションも上がりやすいのです。

その時、連弾してるほうが
音数が多いのでイメージしやすいです。

でも、、、
連弾楽譜を移調するって
むずかしい、、、

なので私の場合は
生徒の楽譜に伴奏付けしています。

ⅠとⅤ7だけ

ピアノアドヴェンチャーの
レベル2Aまでは
ⅠとⅤ7がメインなので、

伴奏スタイルは
連弾楽譜を参考にして、

生徒楽譜の和音進行
に合わせて弾きます。

生徒楽譜がⅠだったら、Ⅰで弾く。
Ⅴ7だったら、Ⅴ7で弾く。
といった感じです。

外声だけ

でも、伴奏楽譜が素敵な曲も多いですよね。

例えば今回動画を撮った
ピアノアドヴェンチャー2A
「ゆめみる午後」。

全音楽譜出版社HPより引用



この伴奏は1人で弾いても
綺麗な曲です。

キレイな理由は
・外声の10度平行
・2小節目のⅱへの和音進行

だと思うんですよね。

先生
先生

このキレイさを
生徒にも味わって欲しい!

と思い、
これは移調の練習をしました。(笑)

最近はマシになりましたが
最初は難しかったです。

そこで、

先生
先生

何を気をつければ
これっぽく弾けるかな?

とよく楽譜を見ると

さきほどお伝えしたように
10度平行を意識しながら弾くと

楽譜通りではないけど
これに似たような伴奏ができます。

で、

先生
先生

その10度が
どう平行しているか?

をみると

ほとんどが2度の動き。

たまに3度(青印)があるので
そこだけは気をつける。
(本来の移調目的のように
音程を感じると弾きやすい

なので10度平行を聴きながら
バスライン横の音程
を見て弾くと
弾きやすいです。

注意

8小節目:2拍目ミではなく、レでも変にはならない

9、16小節目:跳躍してるけど Ⅰ なので、そこはがんばる!

自信がない時:左手のバスを響かせて右手は静かに弾く
(ミスしても目立たない、響かせるには腕のしなりを使う)

内声を入れる

で、少し慣れたら内声を入れる。

その時、
転回形を意識できると本当はいいけど、
私にとってはそれもむずかしかったです。

なので
バスとの音程を読む


すると、
ほとんどは5度、たまに4度/6度
ということがわかります。

しかも、
第3音(楽譜で言うとシ)の時は6度
(Ⅰの転回形だから)、

第2音(楽譜でいうとラ)の時は4度
(属7の転回形だから)

と、決まった音の時に
決まった音程。
ということがわかります。


倚音を入れる

もう少し慣れて
おしゃれ感を出すには、

倚音(今回はバスの2度上)を追加すると、
ほとんど原曲と変わらない移調ができます。


倚音とは、
強拍に突然現れる非和声音。

和声音の3度ではないので
2度が発生し、「ぶつかり」を感じますが、

次の音で解決するので
魅力的な響きがするのです。


というわけで今回は、
おしゃれな伴奏を移調する時のコツを
お伝えしました。

普段、生徒さんに指導している
「分析」を使うと行いやすいです。


ちなみに今回の伴奏を
それっぽく弾いた動画がこちら。

何かの参考になれば嬉しいです。

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