ピアノアドヴェンチャー レベル1の
「森のドラム」。
2分休符、全休符を学ぶ曲です。
左手が太鼓イメージの音で
リズミカルだし、
使われてる音もDドリアンという
ゲーム音楽にもよくでる音階で、
物悲しいというか…
怪しげというか…
そんなイメージの音。
他のメソッドにはない
一風変わった雰囲気なので
子どもたちには人気です。
その曲を今回は
即興でアレンジしてみました。
それを私との連弾で合わせます。
どんなアレンジ?
方法は
・右手のメロディー(赤部分)を
[Dm::レミファソラ]を使って適当にメロディーを弾く。
・他は変えない。
というルールで弾いてみました。
これを1人で弾く場合は、
左手は1オクターブ下にすると、
重低音が響いてカッコよくなります。
さらに
イントロやエンディングの
太鼓(左手)のリズムを変えても面白いですね。
あ、伴奏は
ひたすら[レ]ばっかり。
Cコードの時だけ[ド]です。
1拍目は腕を使い、それ以外は
軽く弾くとカッコよくなります。
即興って難しくない?
とっても楽しい即興だけど
いきなり「自由に・適当に」
って言われても難しい。
私もそうでした。
今回の生徒は
即興にもずいぶん慣れて、
習ってないリズムも
適当に使えるようになってきましたね。
これも積み重ね。
うちは体験レッスンの時から指導してて
・好きな黒鍵で弾く
・リズムパターンを変える
・使う音を変える
・伴奏をつける
など少しずつ進化させてます。
特に[1つの型]をしながら、
[もう1つの型]を入れる方法がおすすめ。
例えば
のリズムパターンで弾きながら、
のリズムパターンを1回は使うなど。
慣れたら
・回数を増やす
・リズムパターンを増やす
と、
[複数の型]を使い回すことで
やっと「自由に・適当に」ができる。
はじめてのピアノアドヴェンチャーBで
はじめて即興が出てきます。
それまでには
リズム初見ができてた方が
リズムパターンを使い回しやすいので
その前のブックAの段階で
1、全音符、2分音符、4分音符を使ったリズムをパターン認識できる
2、リズムパターンを初見でできるようにしておく
すると
このBの即興指導はスムーズです。
もちろんここまで教えなくても
できる生徒さんもいるけど、
それはその生徒さんに
「型」を見抜くスキルがあるからです。
遊び方を知ってると、合格後も弾く
というわけでいつも仕上げは
移調、変奏などをその場で行って
それを音源や連弾に合わせてます。
こうして色々な変奏方法を知った生徒さんは
合格した曲でも
色々変奏して遊んでるようですね。
ほんと、気に入った曲を
合格後も弾いてくれるって嬉しいなと思います。
・レッスンがあるから弾く
・先生が言う通りに弾く
じゃなく、好きで弾いてるから。
好きな曲を好きなように弾くために
ピアノを習ってるんですもんね。
ちなみにこの曲は、発表会でも弾いて
生徒さんに大好評でした。
その時は
楽譜通り→アレンジ→楽譜通り
と長くして弾きました。
もちろん伴奏は今回と同じ
[レ]ばっかりです。