クレシェンドは、連弾すると分かりやすい

ピアノアドヴェンチャー2Aに掲載されている
「Dスケールのソナチネ」。

ここで学びたいのは

・D5スケール
(レの5本指スケール)

・アーティキュレーション
(スタッカートやスラー)

先日、Aちゃんが弾いてくれました。

ちゃんと細かいスタッカートや
スラーに気をつけて弾いています。

でも、
「キチンと弾いてます!」って感じ。

もちろん課題はクリアなので
これでもいいけど
Aちゃんらしくないな…と思いました。

Aちゃんらしさ。

Aちゃんは想像力が豊かなんです。
それは普段、本をたくさん読んでいるおかげだと
思います。

実はAちゃん。
他のお教室からの移籍でした。

来た頃は、
・リズムが分かってない。
・「練習=何度も弾いて覚えればいい」と思ってる。
・すぐ「疲れた…」「めんどくさい…」「やだっ〜!」「えー、分かんないっ!」発言。

とまぁ、
自由というか、
我儘というか、
イマドキというか、
分かってないから仕方ないというか、
天真爛漫というか…

とても楽しいお子さんなので
話していて楽しいのですが

「楽しい!」で終わってしまい
学びが浅い印象がありました。
(だから結局、未熟な部分が多くなってしまったのでは?
と思います)

でも、ときどき発する
「わー、綺麗な音!」
「へー、面白い!」など

感性は豊か。

よくある考え方だと
「できない所をまずは指導して…」
なんて思ってしまうけど

私は逆だと思います。

まずは生徒さんの個性や得意を認め、
それを伸ばす。
未熟な部分をカバーできるくらい
伸ばす!

これが個性につながります。

なので私は
Aちゃんの得意な想像力を使って
指導して来ました。

すると
相変わらず「え〜?!できない!」と言いつつも、
とても前向きに取り組むようになりました。

最近では
「あれ、これが分かってない?!」など
自分の未熟さを認識し

それも前向きに改善しようとしています。

でも今日は、
「真面目にキチンと弾きました」
って感じ。

そこで今回の曲も
得意の想像力を刺激。

私個人的には
「クレシェンドが足りないな」と
感じたので、

そのクレシェンドがあるバージョンと、
ないバージョンを弾き比べてもらいました。

その時オススメなのが
連弾をすることです。

今回の曲は
ⅠとⅤで弾けるので
私も何とか対応が出来ました。

その時のやりとりを
動画でご覧ください。

ちなみに連弾は
今回だけでなく毎回行っています。

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