黒鍵と仲良くなるための活動です。

ドーナツ指(良い手のフォームの土台作り)
「ドーナツ指」とは、丸い手を作るためのピアノアドヴェンチャー特有のテクニックです。
何のメソッドを使おうが、基本的な手のフォームは手を適度な大きさに丸めて弾きます。
しかし、そのフォームを維持しながら弾くのが難しいですよね。
原因の1つが、手のひらの張り(「アーチ」「ブリッジ」とも呼ばれます)が形成されてないこと。
そこでピアノアドヴェンチャーでは、ドーナツの指で弾くことによりアーチを作って行きます。
今回は、その導入です。
黒鍵に親しむ
黒鍵が苦手な方も多いですよね。
よくあるのが、シャープやフラットが出てきた時に、初めて黒鍵を弾くケース。
この場合、黒鍵が「とても特別な感じ」がして黒鍵への苦手意識が強くなります。
これを解消したのが、全調メソッド(最初から黒鍵を弾く)と言われるアメリカ特有の考え方です。
すると黒鍵の多いスケールを弾く頃には、指が黒鍵になじんでるので
あまり特別感がなく弾くことができます。
黒鍵への抵抗感がなく遊べる
黒鍵と白鍵の区別ができる
ドーナツ指で弾こうとしてる
とはいえ、「ドーナツ指」を初めて知ったばかりです。
すぐには綺麗な形にはできません。
なので、レベル1に入るまでに、「意識すればできる」を目指すのがおすすめです。
これはナンシー先生の実際のレッスン動画があるので
それを参考にされるとよいです。
「はじめてのピアノ・アドヴェンチャー」サポート動画
なまえゲーム(レッスン・ブックA 18ページ)
ざっくりと解説をすると
1:ピアノフレンズの紹介
これにより、黒鍵に親近感を持つことができます。
2:弾く
ルール確認

今から、黒鍵を弾くよ!

2つ黒鍵からスタートして、
上に上がるの!
と歌いながらお手本を弾く。
(止まらず続けて)

今度は下に下がるよ!
とお手本を弾く。
そして最後は、
生徒さんの名前を使って即興をする。
実践

じゃ、今度は生徒ちゃんの番!
真ん中の黒鍵からスタートよ!
と、弾く鍵盤を先生がガイドしながら
生徒さんに弾いてもらう。
最後は「自分の名前」を言いながら
好きな黒鍵を弾く。
ナンシー先生の実際のレッスンはこちら
工夫された内容で、心温まるレッスンですが、
身体の小さい日本の3歳ちゃんには
少し難しいかな…と感じることがあります。
つまずきポイント
ドーナツ指が作れない
もちろん、ここで完璧を目指す必要もありませんが、
黒鍵でのドーナツ指は弾きにくそうです。
でもドーナツ指もやりたい!
なので私の場合は、
p22・23「ひだりて・みぎて ドーナツ」で行ってます。
これは白鍵をとなりの鍵盤へ動く活動です。
白鍵なので黒鍵より弾きやすいですし、
となりに動くので
移動距離が一定で弾きやすいです。
名前で遊べない
最後の名前で即興をする目的はリズムです。
海外の名前は、重い拍と軽い拍でできてますが、日本の名前は全てに子音があるので、全部重い拍になります。
ちょっと遊びにくいんですよね。
なので、私の場合は、
この黒鍵を使って問答奏(クエスチョン&アンサー)を行っています。
詳しくはこちら。
《問答奏とは?》
1フレーズずつ交代で歌や演奏を行う簡単な即興手法で
小学校でも扱われる内容です。
この学校のカリキュラムも
アメリカ音楽教育をもとに作られています。
楽譜に慣れ親しんだ先生方からすると、
即興の必要性や効果を想像しにくいかもしれません。
私もそう思ってました。
でも、アメリカは楽器がない方も多く
コツコツ練習するタイプも少ないです。
そんな環境でも弾けるようになる方法として、
変奏や創作、即興、移調を考案されました。
もちろんピアノアドヴェンチャーでも、扱われてます。
そして、この変奏や創作、即興、移調の指導設計が
「楽しく効果的にピアノを学ぶコツ」だと思います。
ひたすら反復練習するよりも頭を使うからです。
今の忙しい子供たち(大人も)に合った指導だと思うので、
ぜひ取り入れてみてください。
ピアノ指導の教科書


