「音楽してる!」って感じがする!

生徒さん
生徒さん

「音楽してる!」って感じ!

移籍して来た生徒さんが言う言葉です。

それは
自分の音楽イメージを表現できた時。

そして
音楽的な演奏を味わえた時。

すると
自分の演奏に「イイな」って思える。

演奏力はどうあれ
自分の演奏に感動する。

「イイな」って思うためにしてること

そのために私がしてるのは

・そもそもの音楽の聴きどころを教える
・実際の弾き方(テクニック)を教える
弾きながら聴く方法を教える
(弾くのに必死になるので)

すると
自分の演奏が「イイな」って思える。

ある60代生徒さん(始めて4ヶ月)

生徒さん
生徒さん

このだんだん大きくなるところ
(クレシェンド)いいですよね。

とのこと。

ピアノアドヴェンチャー アダルト(大人用)の
「Starlit Melody」
より

しかも

生徒さん
生徒さん

最後は余韻って感じ。
ためしに1オクターブ高く弾いたら
イイ感じだった!

と色々遊んでるみたい。

ピアノ演奏の楽しみって
いろんな段階があると思ってるけど

最終目標は「自己表現」

自分がイメージする音楽を
音として表現することだ。

これは
「ピアノって楽しい!」
と感じる人に共通する。

なので指導する時は
「生徒さんの音楽を表現するサポート」
をする。

とはいえ
この生徒さんはまだ習い初めなので

使えるテクニックはfとpくらい。
(そのために、腕の重み、丸い手、崩れない指先など
意外に使うけど)

それを今回の曲では、
少しずつ強弱を変えながら
表現します。

だんだん盛り上がった!
と思ったら…最後は静か。

なので
その音楽イメージを持つ。

これが
「盛り上がって、最後は小さく!」
という言葉ではなく

ちゃんとサウンドとして
頭に鳴らし
ておく。

そのためには

・どれくらいのクレシェンド度合いにするか?
・fはどれくらいにするか?
・pはどれくらいにするか?

などを歌って確認

そして、それを実音として鳴らすには

・手の丸さはどうするか?
・腕や手首の振り加減はどうするか?
・最後のpは指先をどれくらい固めるか?

などテクニックをいろいろ試す。

もちろんアドバイスするものの、

テクニックもまだ未熟なので
最初は上手く行かない。

鳴りすぎたり…
キツイ音になったり…
弱すぎて鳴らなかったり…

でもその試行錯誤が楽しい!
イメージ音楽に近づいたら嬉しいし。

そして何度か試すと

生徒さん
生徒さん

あ、今のイイかも!

という弾き方(テクニック)が見つかる。

すると今度は
それを定着させるために

同じ弾き方ができるか?を試す。

すると、まだ拙い演奏だけど
歌うと指や身体がついてくる感覚
になる。

頭の中でイメージした音楽が
奏でられる。

「歌うように弾く」ができる。

これって
とっても豊かな時間。

その豊かな時間を過ごすために
ピアノを選んでくださった。

このように
「音楽してる!」って感じてもらうには

・そもそもどんな音楽なのか?
・そのためにはどう弾くのか?
・弾きながら聴けるか?

を指導する。

表現って、レベルが高くないとできない?

よく
「音楽的に弾くのは
もう少し進んでからやるんでしょ?」
と言われる。

もちろん子供の場合
発育が未熟で
できないこともあるけど

大人も子供も
pやfくらいはできる。

なので
むしろ易しい曲のうちに
pとfくらいは使いこなせると

速く指を動かすような
難しいテクニックもやりやすいし、

何より
「音楽を感じる時間」
になるのでおすすめ。

もし、
・練習が楽しくない…
・音楽的に弾けない…
という場合は、

音のイメージ持って
弾き方を色々変えながら
試して欲しい。

変える場所は
腕、手首、手、指先
などです。

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