「なまえゲーム」では、黒鍵を親しもう!が目標です。
【教え方】ブックA:p18「なまえゲーム」
また、この曲ではドーナツ指を使って弾くことにもなってますが、少し弾きにくいことも。
でも、「ドーナツ指」も「黒鍵に親しむ」のも大事。
そこで
ドーナツ指 →「p 22 左手のドーナツ」
黒鍵に親しむ → これをきっかけに即興
を行ってます。
体験レッスンの最後に行うと
喜んでくれるので
ほぼ全員ご入会いただきます。
・リズムに乗れる
・曲を弾いてる感覚になる
・連弾なので一体感を味わえる
・覚えて弾くわけではないので「自由な演奏」を体験できる
そんなところが「楽しい!」と思ってもらえようです。
黒鍵に親しむ
ピアノアドヴェンチャーをはじめ、アメリカ指導では全調メソッドです。
導入の時期から黒鍵を使って弾きます。
とはいえ、フラットやシャープがついた音符を読みながら弾くのではなく、まずは鍵盤図を見て弾くことで、黒鍵で弾く指の感覚をなじませておきます。

同時に音も耳になじませておきます。
この指と耳に黒鍵がなじんでいると、実際に音符が出てきた時には、スムーズに弾けるのです。
苦手な人が多いフラット系のスケールは、初見で弾けることも多いですよ。
そんな効果があるので、全調メソッドはピアノアドヴェンチャーだけでなく、他のアメリカメソッドも取り入れています。
なのでアメリカ指導では、導入時期から黒鍵を弾く課題が多いです。
そこで今回は、初めて黒鍵を弾く体験。
「間違えた!」とかは気にせず、楽しんで欲しいです。
もちろん、楽しそうに弾くのが一番。
でも即興をしながら、何を身につけているか?
も確認しながら進めていきます。
一度に100点を目指すのではなく、
少しずつできるように促します。
黒鍵に親しむ
4拍子感の体験
2小節フレーズの体験
弾きながらp、fを聴き分けられて、真似ができる
1:即興の紹介
好きなものを確認

生徒ちゃん!
いまからピアノを使っておしゃべりするよ!

生徒ちゃん!
好きな色は何?

ピンク!
など、好きな色を聞きます。
今回の即興では、先生と生徒さんとで交互に弾きます。
でも「交互」「順番」「まねして」などの言葉が通じないことが多いです。
そこで「おしゃべり」という言葉で、「交互に弾く」を伝えてます。
歌で準備練習

じゃあ今から先生が、
手を鳴らしながら「すきな色なあに?🎵」と歌うよ。

先生が歌い終わったら、
生徒ちゃんは「ピンクだよ〜🎵」
って歌ってね。

2:弾く
鍵盤で実践

じゃ今度はこれを
黒鍵を使って弾いてみるよ!

こんな感じ!
見ててね!
と、お手本を弾いて見せる。
先生は黒鍵を使って伴奏を弾くと、
拍感、拍子感、フレーズ感を養えます。

他のニュアンスも追加
慣れてきたら、今までの復習を兼ねて、
他のニュアンスを混ぜます。
例えば、
・ヒヨコの小さな音(p)
・トラの大きな音(f)
・ネズミの短い音(スタッカート)
・ヘビの長い音(2分音符)など
すると変化を感じるので
飽きずにやってくれます。
もちろん、難しすぎると楽しめないので
難易度はよく観察をして考慮します。
3:バリエーション
歌詞を変える
「黒鍵に親しむための即興」は1〜数回のレッスンをかけて行いますが、同じ歌詞に飽きるようであれば、変えるのがおすすめです。
例えば、
・好きな食べ物
・好きなお菓子
・好きな遊び
・好きなキャラクター
・今日のおやつ
・持ってきたぬいぐるみの名前など
コミュニケーションを兼ねて
「好きなもの」を聞くのがいいですね。
先生が生徒さんに興味を持つと、
生徒さんも先生の言うことに興味を持つからです。
つまり話をよく聞いてくれます。
余談ですが、モチベーション維持のためにも、非常に大事だと思います。
というのも、「好みの曲」「興味あること(縄跳び、絵を描く、虫が好き、星が好きなど)」がわかると、
個性や好みに合わせた指導設計をしやすいからです。
これが「生徒主体レッスン」の土台になります。
【動画解説付き】「次の曲も弾いたよ!」となるための理論
メロディーや伴奏を変える
もし余裕があればメロディーや伴奏を変えるのもおすすめです。
〈メロディーを変える〉
黒鍵を使うことは変えない。リズムやメロディーを変える

〈伴奏リズムを変える〉
8分音符など

〈コード進行を変える〉
Ⅰ → ⅵ → Ⅳ → Ⅴ など

つまずきポイント
弾くのに躊躇してる
「黒鍵で自由に好きなところを弾く。」
とはわかっていても、

どこを弾けばよいのか?
を迷うケースがあります。
わからない…というよりも
選択肢が多すぎて(今回は黒鍵)
迷うんですよね。
そんな時は
弾く鍵盤を指定します。
付箋などを貼って印をつけるのもおすすめです。
慣れたら違う鍵盤を弾くように促します。

こんな感じなのか!
がわかると、色々弾くようになります。
ピアノ指導の教科書

