音符の読み方指導だけでは、弾けない・・・

指導していて、

・音符は読めるのにスラスラ弾けない・・・
・練習しているのにスラスラ弾けない・・・

ということはありませんか?

なかなか弾けるようにならない生徒さん。

きっと多くの指導者は
「音符を読めるようにさせなきゃ!」と思い
レッスンされていると思います。

もちろんそれも大事な指導の一つです。

私もそうでした。

音符カードを読ませたり・・・

「音符と鍵盤との関係がわからないと弾けない」と知ると、
カードを見ながら鍵盤を弾かせたり・・・

もちろんそれでスムーズに弾ける生徒さんもいましたが、
上手く行かない生徒さんもいました。

よくあるケースは、

・目が手と楽譜を往復している
(手元を見ないで弾けない)

 

・音は読むけど、リズムは無視

 

・小節ごとに止まる

などなど・・

そんなできない生徒さんを見て
「ちゃんと練習しているの?」なんて

自分の指導不足を棚に上げ
練習不足を原因にしたり、

今、思うと
とんでもないことをしたな・・・
と反省ばかりです。

 

どうして音符は読めるのに
スムーズに弾けないのでしょうか?

原因は色々考えられますが、
音符から音名しか読み取っていないことが多い。
と思います。

これではスムーズに弾く事はできません。

なぜならば、
音符には下記の情報が書かれています。

1、音名

 

2、音の長さ

 

3、弾く指

 

4、弾く鍵盤

 

5、どんなニュアンスで弾くか

音符を見て弾くとは、
これらを同時に読み取る→情報処理する→音を鳴らす
ということです。

しかも、音符は連続で出てきますし、
左右同時に読まなくてはいけません。

さらには、
・同じテンポで弾く
・音を聴く

ということも同時に行っています。

ピアノ初心者にとって、
「音符を見ながら弾く」という行為は、
とても大変なものなのです。

そんな、ピアノ初心者にとって
大変な作業を楽にしてくれるのが、
「プレリーディングです。

 

プレリーディングって何?

プレリーディングは、
聞き馴染みがない先生もおられますが

アメリカ指導では
半世紀以上前からある定番の手法です。

写真のように五線の音符でなく、
リズムと指番号だけが書かれている楽譜です。

 

 

 

 

(はじめてのピアノアドベンチャー レッスンブックAより)

手の置き場所は、
鍵盤図(写真楽譜の上部)を見てのせます。

音名を読む必要がないので、
初心者さんには負担少なく弾けます。

しかも初心者さんなのに、
写真のような黒鍵を使った曲でも簡単に弾ける。
というのも大きなメリット。

よくある読譜から導入するメソッドは、
ドレミファソなど限られた音しか使わないので、
少々退屈だったりします。

 

でも、最初から五線がないと不安・・・

私も昔、そう思っていました。

でも譜読みは、

❌ 音名を認識することが大事ではなく、

 

⭕️   音符を通して
・指の動き
・メロディーの流れ  を読むのが大事です。

また、指番号を頼りに弾くので
指番号認識が強化されます。

しかし、それが音符が書かれていると
音符を読むことを優先してしまい
指番号の認識が疎かになりがち。

その結果、
鍵盤感覚の習得が遅れてしまいます。
(この場合の鍵盤感覚とは、
手元を見なくても鍵盤の把握をするスキル。)

となると、

手元を見て弾く

楽譜から目が離れる

初見が上手く行かない

譜読みができない

と負のスパイラルに・・・

ちなみにピアノアドベンチャーの場合は、
ライティングブックAで初見が出てきますから、


(はじめてのピアノアドベンチャー. ライティングブックAより)

私は、それまでに
手元を見なくても指番号を正しく
弾けるのを目指して指導しています。

 

このようにブックAで
指番号とリズムが身についていると、

五線が出てくるブックBでは、
音名を読むだけで弾けるので、
とっても楽なんです。

またピアノ初心者ちゃんにとっては、
「弾ける!」という感覚も大事だと思います。

 

ちなみにこのプレリーディングは、
小さな生徒さんだから行っているのではなく、

ピアノアドベンチャーシリーズの
大人向けテキストでも使われています。


(Piano  Adventures  Adult 1より)

大人にとっても、
音符に隠されている
多くの情報を読むのは大変!

ということです。

 

いかがでしょうか?

もし初心者さんが
譜読みに苦労していたら

負担の少ないプレリーディングから
始めてみるとよいかもしれません。

【使用教材】
  

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